【神戸高２刺殺事件】犯人の元少年「自分が殺した」と周囲に関与を示唆もしていた

2021/8/5 20:35できごと

神戸市北区の路上で平成２２年、私立神戸弘陵学園高校２年の堤将太さん＝当時（１６）＝が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された当時１７歳のパート従業員の元少年（２８）＝愛知県豊山町＝のＤＮＡ型が、堤さんの衣服から検出されていたことが５日、捜査関係者への取材で分かった。

元少年が事件について「自分が殺した」と周囲に関与を示唆する発言をしていたことも判明。最近になってこの情報が兵庫県警に伝えられ、事件発生から１０年以上の歳月を経て急展開する大きな決め手になったという。

県警神戸北署捜査本部は同日、元少年を神戸地検に送検。容疑を認める供述をしているといい、堤さんとの関係や動機の解明を進めている。

捜査関係者らによると、元少年は事件当時、現場近くに居住。その後、愛知県豊山町に家族と転居したが、周囲に過去に神戸市に住んでいたことや、殺人への関与をほのめかす発言をしていたという。

警察庁は２４年、この事件を、重要情報の提供者に支払う公的懸賞金（捜査特別報奨金）の対象に指定。今年に入り、元少年が関与を示唆しているとの情報が県警に寄せられた。

また捜査本部は、堤さんの着衣から元少年のものと一致するＤＮＡ型を検出。現場近くに残されていた凶器の調理用ナイフからは元少年の指紋は検出されなかったが、近くのスーパーでこのナイフを購入した男の特徴や、犯行時の目撃証言が元少年と整合することから、逮捕に踏み切ったという。

続きは↓
産経ニュース: ＜独自＞神戸高２刺殺 元少年のＤＮＡ型一致 周囲に関与を示唆も.
https://www.sankei.com/article/20210805-C7XVWJ5H45PAHDFDLQ7WRVGRBY/

さすがにこの似顔絵では無理よな

神戸市の高校生殺害事件 元少年は高校退学後県外から引っ越す
08月05日　18時24分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20210805/2020014681.html

１１年前の平成２２年、神戸市の路上で高校２年の男子生徒が刃物で刺されて殺害された事件で、４日に逮捕された当時１７歳の元少年は、事件の前に県外の高校を退学し、現場近くに引っ越してきたことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は事件に至ったいきさつを調べることにしています。

平成２２年１０月、神戸市北区の路上で、近くに住む当時、高校２年生だった堤将太さん（１６）を刃物で刺して殺害した疑いで、当時１７歳で、現在は愛知県に住むパート従業員の２８歳の元少年が４日に逮捕されました。
警察は５日、元少年の身柄を神戸地方検察庁に送りました。
捜査関係者によりますと、元少年は事件の前に県外の高校を退学し、現場近くに引っ越してきたということです。
これまでの捜査では、元少年と堤さんに面識はなかったとみられていて、元少年は調べに対して容疑を認めているということです。

2021/8/5 23:59
神戸・高２刺殺　逮捕の男容疑認める　事件前に県外の高校退学
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202108/0014567456.shtml

神戸市北区の路上で２０１０年１０月、高校２年の堤将太さん＝当時（１６）＝が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された当時１７歳のパート従業員の男（２８）＝愛知県豊山町＝が、兵庫県警の調べに容疑を認めていることが５日、捜査関係者への取材で分かった。県警神戸北署捜査本部は事件の経緯や動機について捜査を進めている。

捜査関係者によると、男は事件前に、通っていた県外にある高校を退学していたことも判明。約１１年前の事件当時は同市北区の現場近くに住んでいたが、数年後に愛知県に転居したとみられる。

県警によると、堤さんは１０年１０月４日夜、中学３年の女子生徒と一緒に座って話をしていたところ、無言で近づいてきた男にいきなり刃物で切りつけられた。

捜査本部は、深夜の住宅街で入り組んだ路地を走って逃げ、凶器とされるナイフ（刃渡り約１０センチ）が近くの量販店で事件の８日前に購入された可能性があることなどから、刺した男は土地勘があるとみて捜査していた。

一方で、堤さんと一緒にいた女子生徒は事件直後、県警に対し、「（切りつけてきたのは）知らない男だった」と証言。県警は堤さんと刺した男の間に面識はなかった可能性が高いとみている。

県警は５日午後、殺人容疑で男を送検。また、警察庁は同日、男が逮捕されたことを受けて、最高３００万円を支払う公的懸賞金（捜査特別報奨金）の指定を取り消した。同庁によると、この事件で初めて公的懸賞金を指定したのは１２年１２月で、昨年１２月に期間を１年間延長していた。